ホーチミン観光で外せない巨大市場といえば、1区中心部にあるベンタイン市場を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、安く大量に美味しいベトナムのナッツ類を求めるなら、少し足を延ばして6区のチャイナタウン(チョロン地区)にあるビンタイ市場(Chợ Bình Tây)へ行ってみましょう!ビンタイ市場では、安くて美味しい「ベトナムのナッツ類」をお得に買うことができます。
ビンタイ市場は、本来ベトナム国内の業者さんが仕入れに訪れる卸売市場です。そのため、基本はまとめ買いがメインになります。
でも大丈夫ですよ!
ここでは観光客でも気軽に、そしてお得に買える方法とおすすめ商品をご紹介していきます!
ばらまき土産などまとめてたくさん安く買いたい方は、ぜひ一度訪れてみてください。その活気と価格の安さに、きっと圧倒されるはずです。

ナッツ類はベンタイン市場でも買えますが、卸売市場のビンタイ市場の方が確実に安いです。

ビンタイ市場のあるチョロン地区は、スリやひったくりなどの軽犯罪が大変多く注意が必要です。
ビンタイ市場で買うべきおすすめ土産
ビンタイ市場とは?
ビンタイ市場はチョロン (中華街) の中心に位置する巨大な卸売市場で、衣料品、日用品、食品、雑貨、生鮮食品などが何でも揃う、ホーチミンの経済と生活を支える動脈的な役割を担っています。
店舗数は2000店以上あり、日用品や乾物、雑貨などがぎっしり詰まった、まさにベトナムの生活が垣間見える市場です。卸売の要素が強いため、ベンタイン市場などの観光地にある市場よりも、洋服や生地や雑貨などが驚くほど安く手に入るのが魅力です。

住所 57A Tháp Mười, Phường 2, Quận 6, Thành phố Hồ Chí Minh
営業時間 7:00~18:00 (年中無休) 店舗による

ビンタイ市場の乾物エリアを訪れると、ナッツやお菓子、ドライフルーツ、お茶などが山のように積み上げられており、その活気に驚かされることでしょう。
ただ基本はプロの業者を相手にしたまとめ売りです。商品によって変わりますが、10個や5個などの単位でしか購入できないことが多いです。ここで紹介するナッツ類に関しては、旅行者にも問題なく販売してもらえます。
ホーチミン旅行者におすすめする安価なお土産は、ベトナム土産の定番である殻付きマカダミアナッツと薄皮付きカシューナッツです!
ここでは、この2つのナッツをご紹介していきます。

おすすめの殻付きマカダミアナッツ
殻付きのマカダミアナッツは、鮮度が高く自分で殻を割る楽しさも味わえます。
マカダミアナッツは、殻を割った瞬間が最も風味が豊かで美味しいとされています。殻付きで売られているナッツは、加工されていない分、鮮度が高い状態で保たれ最高の状態を楽しめます。
1区中心部のスーパーやビンタイ市場で売られている殻付きマカダミアナッツには、小さな専用オープナー(カギ状の金属器具)が付属して売られています。殻をわり易いように外側に切れ目が入れてあります。このオープナーを切れ目に入れ、自分で殻を「カチッ」と割って食べる行為が楽しい体験になりますね。
自宅に帰ってからも、旅の思い出を語りながらみんなでナッツを割るなど、楽しい時間を提供してくれます。
殻付きのマカダミアナッツは、日本の一般的なスーパーではほとんど見かけません。見た目にもユニークで、「現地で買った感」があり、話のタネになるお土産として最適です。殻があることで、中に閉じ込められたナッツの品質を守る効果もあり、持ち運びもしやすいというメリットもあります。
ベトナム土産としてお渡しした殻付きマカダミアナッツは、同僚や友人たちに大変喜ばれてます。
私がおすすめするベトナムのお土産ナンバーワンです。

おすすめの薄皮付きカシューナッツ
ベトナムは世界的なカシューナッツの名産地です。ベトナムで買うカシューナッツはローストしたものが多く、香ばしくて風味豊かです。
ベトナムは有数のカシューナッツの主要生産国でもあり、輸出国でもあります。そのため、品質が高く鮮度も抜群のカシューナッツを現地で手に入れるのは、旅行の大きな醍醐味の一つですね。
ビンタイ市場のような卸売市場では、工場から直で運ばれてきた、ローストしたてに近いカシューナッツに出会えるチャンスが高いです。日本のスーパーで買うものは、流通に時間がかかるため香ばしさが失われがちです。
ビンタイ市場で量り売りされるカシューナッツは、ローストされたての香ばしさが段違いです。口に入れた瞬間に広がる甘みとカリッとした食感は、この市場でしか味わえない格別な品質です。
おすすめは薄皮付き(殻ではなく、薄皮がついてます)カシューナッツです。薄皮が付いたままローストされたものは、食物繊維が豊富で、より素朴で深い味わいが楽しめます。好みに合わせて、その場で香りを試させてもらいながら選べるのも、量り売りの市場ならではの魅力です。
ビンタイ市場では、卸売価格で手に入れることができます。観光客向けのスーパーで買うものと比較して、品質が高く価格は安いという、最高のコストパフォーマンスを誇りますね。
ばらまき土産として大量に購入したい場合や、ナッツ好きでたくさん食べたい方にとって、これ以上の購入場所はありません。
ビンタイ市場で買うカシューナッツは、「鮮度、風味、価格」の全てにおいて最高のベトナム土産と言えるでしょう。

ナッツ類の購入方法
まとめ買いが基本ですが、実は小分けにして買える!
ビンタイ市場のナッツ類は、基本的にとても大きな袋に入れた状態で店頭に並んでいます。それぞれの袋に「1キロ〇〇ドン」と表示されて売られています。
ホーチミンの1区中心部にあるスーパーで買うと、小袋でパッケージされたナッツ類はそれなりに高価です。
ビンタイ市場では、そのスーパー価格と比べ確実に安く購入できます。「安く、たくさん買いたい」という方は、ビンタイ市場一択ですね。「でも卸売市場だから大量に買わなきゃいけない?」という心配は不要です!旅行者でもお得に購入できる、方法をご紹介します。
ビンタイ市場は業者相手の卸売が基本ですが、観光客にも慣れているお店が多く、大量買いしなくても柔軟に対応してくれます。
店先には大袋に入ったナッツ類が並んでいますが、心配いりません。 お店の人に希望を細かく伝えましょう。

例えば「400グラムを5袋」または 「500グラムを2袋」など、合計量が計算しやすい分量でお願いするのがよいでしょう。
なるべく合計量は、1キロ、2キロなどキロ単位が理想です。必要なグラム数と袋の数をしっかり伝えましょう。その場で量りながら新しい小袋に詰めて小分けにしてくれます。
殻付きマカダミアナッツの場合は、専用オープナー(カギ状の金属器具)も1袋に1つづつ入れてくれます。
購入の際は支払う合計金額を間違えないように、電卓で店員さんと確認してくださいね。また受け取る時は、袋の数をしっかり数えましょう。
薄皮付きカシューナッツを500グラム小分けにしてもらうと、下の写真のようになります。

値引き交渉にチャレンジ
もしも大量購入なら「値引き交渉」にチャレンジしてみましょう。同行者と一緒にまとめ買いでもいいですね。
市場での買い物は、値段交渉も楽しみの一つですね。例えば ナッツ類を合計で数キロ単位など、「大量に買う」と伝えると、気持ち程度ですがさらに値段を下げてくれる可能性があります。
交渉はグーグル翻訳を使うか、電卓を使って金額を見せ合う方法が一般的でスムーズです。
元々低価格ですので、過度な値引き交渉はご遠慮ください。

ビンタイ市場へのアクセス方法
1区中心部からのアクセス方法
Grabやタクシーで移動
1区中心部にあるベンタイン市場から6区のビンタイ市場へGrabタクシーで行く場合は、およそ10万ドンから15万ドンほどです。時間帯や天気によって料金は常に変動しています。
複数人で行く場合は、やはりGrabが楽ですね。
一般的なタクシーを利用する場合は、私はビナサンタクシーだけを推奨しています。ただ1区ベンタイン市場周辺でビナサンタクシーに乗ることはやめましょう。
理由はビナサンタクシーに似せた、インチキぼったくりタクシーが常に外国人旅行者を狙っているためです。1区のベンタイン市場周辺だけは、間違い防止のためビナサンタクシーに絶対乗らないでください。
お得に移動できる路線バス
ホーチミン1区のベンタイン市場周辺からビンタイ市場までは、路線バスの利用が最も安くローカルな体験ができます。
昔の東南アジアの路線バスのように、冷房がないということはありませんのでご安心ください。
なかなかハードルが高い路線バスですが、ここではビンタイ市場へ行く方法だけをご紹介します。このルートだけは意外とわかりやすくおすすめできます。せっかく安いナッツ類を買いに行くのに、高い移動費を払うのはいかがなものでしょうか。
時間はかかりますが、地図的センスのある方は、ぜひチャレンジしてみてください。

【乗り方】
1,出発場所
ベンタイン市場の斜め向かいにある「ベンタイン市場前バスターミナル(Bến Xe Buýt Sài Gòn / Bến Thành)」へ行きましょう。この大きなバス停だけ電車の駅のホームのような作りになっています。方向は西に向かいます。バスに乗ると、ベンタイン市場を右手に見ながら西方向に進みます。
2,バス停の確認
いくつかホームがありますので、青い看板または電光掲示板で「1番」または「56番」のバス停を探します。向かう方向は西方向ですが、反対の東方向へ行く1番と56番バスもありますので、しっかり確認しましょう。またバスの行き先表示は見なくて大丈夫です。番号だけを確認しましょう。
「1番」と「56番」です。どちらでも大丈夫です。
時刻表はありませんが、待ち時間は長くても15分ほどで、すぐに乗れるでしょう。
このバス停では、路線の途中から乗ることになります。始発ではありませんので、ご注意ください。
行先はどちらも終点の「Bến Xe Chợ Lớn(チョロンバスターミナル)」です。終点なので安心ですね。

3,乗車と支払い
ホーチミンの路線バスは前乗り後ろ降り方式です。バスが来たら前 ( または真ん中 ) から乗車し、まずはそのまま空いている座席に座って待ちましょう。ドライバーと別に車掌さんがいます。車掌さんが回ってきますので、運賃(現金)を支払いレシートを受け取ります。お釣りももらえます。
料金はどこまで乗っても一人5000ドンです。なるべく1万ドン以下の小銭を用意してくださいね。路線やバスにより6000ドン、7000ドンの場合もあります。
またバスによりますが、クレジットカードのタッチ決済に対応している場合もあります。ドライバー席の後ろに決済端末があります。

終点のバスターミナルまで20分少々です。
注意点として、バスの中では年配者の方がいたら積極的に席を譲りましょう。ベトナムの習慣に寄り添ってくださいね。
【降り方】
降車場所は、終点の「Bến xe Chợ Lớn(チョロンバスターミナル)」です。
終点のバスターミナルは、ビンタイ市場のすぐ近くにあり、多くの乗客が降りるため迷う心配はほとんどありません。広い駐車場にバスがたくさん停まっているのでわかりやすいですね。
終点なので、バスが完全に停車するまで座って待っていれば大丈夫です。
バスターミナルからビンタイ市場まで徒歩5分ほどです。
【帰り方】
バスターミナルはガソリンスタンドを挟んだ西側の隣にもあり、間違いやすいので注意してください。到着した同じバスターミナルから帰りも乗りますので、場所をしっかり覚えておいてくださいね。
帰りに乗るバスターミナルは、だだっ広い駐車場にバスがたくさん停まってます。間違いやすい隣の西側のバスターミナルは、中央に細長い建物があり、バスはその周りに停まっています。
下の写真の屋根付きベンチの前が乗車場所になります。ベンチに座って待ちましょう。
帰りも同じ「1番」と「56番」のどちらかのバスに乗りましょう。ここが始発のバスターミナルです。同じく時刻表はありません。乗ってから運賃を支払いましょう。
ベンチの後方にはトイレもあります。


降りる場所は「ベンタイン市場前バスターミナル(Bến Xe Buýt Sài Gòn / Bến Thành)」です。スマホの位置情報をオンにしてグーグルマップを参考にしてください。帰りも20分少々です。左手にベンタイン市場が見えたら、すぐに次で降ります。
降り方のルールは、日本同様降車前にボタンを押します。走行中に移動し、後ろの降りるドアの前に立ちます。
日本では走行中移動しないでくださいと言われますが、ベトナムでは降りるドアの前に移動して、すぐ降りられるよう準備をします。
バスが停車して、ドアが開いたらすぐに降りましょう。
もしも降り損ねたら、次のバス停で降りましょう。歩いて戻れる距離です。または、そのまま乗っているとドンコイ通りの方向に行けますので、慌てないでくださいね。
実際乗ってみた方はどうでしたか? 安くて便利なローカルバスを乗りこなして、ホーチミンのディープな魅力を満喫してくださいね。
ちょっと寄り道
終点のバスターミナルの南側道路の向かいに、ちょっとのぞいてほしい店がありましたのでご紹介します。店名はチートゥー ( CHI TU )です。
1区中心部のお土産屋さんでも見かける、プラカゴ( プラスチック製のかごバッグ )の店です。


ビニール素材の紐( PPバンドやそれに似た素材 )を手作業で編み上げて作られたバッグです。非常にカラフルで、単色から大胆な配色のストライプ、チェック柄まで、豊富なバリエーションがありました。軽くて丈夫で、水に濡れても問題ないため、ビーチやレジャー、普段使いのエコバッグとしても活躍しそうですね。
この店でも卸売価格のため、比較的安価に購入できます。見るだけでも楽しめますが、安いのでお土産にいかがでしょうか。


注意点とまとめ
ビンタイ市場で気持ちよく買い物を満喫するための注意点をご紹介していきます。活気あふれる市場ですが、ローカルな場所だからこその注意点もあります。
●ビンタイ市場で買うべきおすすめのナッツは、殻付きマカダミアナッツと薄皮付きカシューナッツです。小分けにして手ごろな価格で販売してもらえます。
ものにもよりますが、1区のスーパーと比べておおむね3割から5割程度安い印象です。
●貴重品の管理はしっかりしましょう。市場内は人が多く通路が狭いため、観光客を狙ったスリやひったくりが発生しやすい場所です。 見た目で業者か観光客か、すぐにバレてしまいます。バッグは体の前で抱えるなど、常に目を離さないようにしてください。特に男性はお尻のポケットには何も入れないでください。貴重品はバッグや取られにくいポケットなど分散して持つと安心です。また話しかけてくる人にも気を許さず、注意してください。
●市場内はプロの業者の方がたくさん訪れます。狭い通路を大量の荷物を運んだり、バイクで通ったりします。狭いところでは周りに注意して、邪魔にならないようにしましょう。
●市場に着いたら、まずはお店をいくつか見て回りましょう。ナッツ類を扱うお店はたくさんあります。同じものでも微妙に値段が違ったりします。すぐに決めずに、まずは市場をよく見て価格や品質、お店の人の対応を比較してから購入しましょう。ナッツ類販売店は市場正面の右側に、わりと集まっています。

●ビンタイ市場は観光客向けのベンタイン市場と比べて、多少のぼったくりは少ない傾向です。油断してはいけませんが、購入前に必ず電卓などで価格を確認し、納得してからお金を払うようにしましょう。
●英語はほとんど通じません。ローカル市場のため、お店の人と英語でのコミュニケーションは難しい場合が多いです。グーグル翻訳や電卓を使って、量や値段の交渉を行うのがスムーズです。
●ナッツ類のお土産の「見た目」を比較すると、ビンタイ市場で買うナッツ類は、大袋から量り売りするため見た目はシンプルなビニール袋詰になります。 消費期限の記載もありません。とにかく安く、自宅や身近な人への消費用としての意味合いが強いです。
1区のスーパーで買うナッツ類は、パッケージがそれなりにおしゃれで、消費期限もしっかり記載されています。目上の方などへのお土産として買う感じでしょうか。
1区のスーパーと安価なビンタイ市場のナッツ類は、このように目的によって使い分ける方がいいかもしれません。
●ナッツ類のおすすめのグラム数は400グラムです。または300グラムや500グラムでもいいでしょう。
ばらまき用でしたら、300グラムから400グラムを推奨します。
下の写真は殻付きマカダミアナッツの250グラムと500グラムの比較写真です。250グラムでは、やはり少なかったですね。250グラムでおよそ20個から23個程度入っています。右側の500グラムは、写真で見るより奥域があります。

●1区のスーパーで売られているような、ケース入りカシューナッツもここでは少し販売されていました。下の写真の真空パックのほうが、賞味期限は長くなります。


●ビンタイ市場にはコーヒー豆を販売している店もあります。取材時に同行してくれた通訳の方は、カフェも経営するコーヒーの達人でした。ビンタイ市場のコーヒー豆はあまりよろしくないそうです。紹介したかったのですが、今回はおすすめできそうにないため、見送らせていただきました。
●ビンタイ市場は朝早くから始まっています。夕方は早めに閉めてしまう店もありますので、日中の早めの時間に訪れましょう。
●市場内のトイレは5000VNDの有料トイレになります。先に支払いをしてから利用しましょう。
●ナッツ類は長期間保存すると、風味が落ちてしまいます。鮮度が落ちないうちに、なるべく早めにお召し上がりください。
活気あふれるディープなベトナムのエネルギーを感じながら、お得で美味しいナッツをぜひゲットしてみてくださいね!

市場内を色々見るのも楽しいですよ。小売り出来ないものもありますが、交渉してみてくださいね。

市場内ではバッグを前に抱え、スリやひったくりに気をつけましょう。
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